卵は良いけど気を付ける事ある??
- SALTY DOGブログ

- 8月11日
- 読了時間: 2分
卵がいいと聞いたんだけど
生卵の方がいい?
ゆで卵の方がいい??
どっちなの??
という質問が来たので回答します!!
卵はマジで良い!!!
でも与え方と量に注意が必要です。
生卵に関しては、大きく分けて 黄身 と 白身 で注意点が異なります。
1. 黄身(卵黄)
メリット
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群、必須脂肪酸、コリン、セレンなど栄養が豊富。
良質なたんぱく質源。
注意点
脂質が多めなので、膵炎や肥満気味の犬には量を控える必要あり。
高カロリー(卵黄1個=約55〜60kcal)なので、1日の摂取カロリー計算に組み込むこと。
2. 白身(卵白)
最大の注意点:アビジン(Avidin)
生の卵白にはアビジンというたんぱく質があり、**ビオチン(ビタミンB7)**と強く結合して吸収を阻害します。
ビオチン不足になると、皮膚炎・脱毛・発育不良などを引き起こす可能性があります。
加熱するとアビジンは変性してビオチン吸収阻害作用がなくなります。
3. 量と頻度の目安
時々(週1回程度)なら生でも大きな問題は起きにくい
→ 黄身+白身のセットで与える場合は、黄身にビオチンが含まれているためある程度相殺されます。
毎日生卵白を大量に与えるのはNG
→ アビジンの蓄積効果は少しずつ出てくるため、長期大量給餌は避ける。
4. 安全に与える方法
全卵を加熱して与える
半熟〜固ゆでにすればアビジンが失活し、栄養もほぼ維持されます。
目玉焼きなど油を使う調理はカロリー過多や酸化脂質のリスクがあるため蒸す・茹でるがおすすめ。
黄身だけを生で与える
栄養価は高く、ビオチン不足の心配もない。
卵の殻は粉末にしてカルシウム源に(ただし衛生面で必ず加熱殺菌)
5. 簡易まとめ
生卵=禁止ではない。
白身だけの生は長期多量NG(アビジンとビオチンの関係)。
黄身は生でもOK(ただしカロリーに注意)。
全卵なら加熱して与えるのが安全。
週1回程度の生全卵は大きな問題になりにくい。


コメント