5代栄養素ビタミンとミネラル
- SALTY DOGブログ

- 9月12日
- 読了時間: 3分
🌟 ビタミン・ミネラルが揃ってやっと三大栄養素は使えるのよ!
みなさん、こんにちは!
今日は愛犬のごはんについて、とっても大事なお話をしたいと思います。
私たちがまず目にするのは「タンパク質・脂質・炭水化物」という三大栄養素。
これらは、体を作り、動かし、エネルギーの材料になる“原材料”です。
でもね、この“材料”だけでは体の中で正しく働かないって知っていましたか?
そこで欠かせないのが、ビタミンとミネラルなんです。
三大栄養素を「お肉やお米などの食材」とすると、ビタミンとミネラルは「包丁やフライパン、火加減の知識」のようなもの。
いくら良いお肉や野菜があっても、料理する道具がなければ食卓に並ぶことはありませんよね。
つまり、ビタミンとミネラルは“栄養を料理する道具”であり、これが揃わないと栄養は体で使えないんです。
例えば、タンパク質をしっかり摂ってもビタミンB6や亜鉛が足りなければ筋肉や酵素に変われません。
脂質を摂ってもビタミンEがなければ酸化して炎症の原因になってしまうこともあります。
炭水化物を摂ってもビタミンB1が不足すればエネルギーに変えられず、疲れやすさにつながってしまいます。
では、実際にどんな食材に多いのか、少し整理してみましょう。
ビタミンB1(糖をエネルギーに変える) → 豚肉、カツオやマグロなど赤身魚、玄米、大豆や枝豆
ビタミンB2(脂質代謝・皮膚や粘膜を守る) → レバー、卵黄、サバやイワシ、ヨーグルトやチーズ、ほうれん草
ビタミンB6(タンパク質の代謝・神経を守る) → 鶏肉、サケやサンマ、レバー、バナナ、さつまいも
これらは水溶性ビタミンで、体に貯められないため、毎日コツコツ補給することが大切です。
だからこそ「今日はちょっと豚肉を足してみようかな」とか「おやつにバナナを少しだけあげてみようかな」なんて小さな工夫が、愛犬の健康を大きく支えてくれるんです。
そして、もうひとつ忘れてはいけないのが「個体差」。
同じ犬種でも、体質や年齢、生活環境によって必要な量は違います。
ビタミンCを自分で作れるのが犬の特徴ですが、病気のある子は大量に消費してしまうこともあります。
また、腸内環境が悪いとビタミンKが作れず、骨や血管に影響が出てしまうこともあるんです。
ここでフードの話を少しだけ補足しますね。
「総合栄養食」と表示されたドライフードは便利で安心感があります。
でも、加工や加熱の段階でビタミンが壊れていたり、未知の栄養素が抜け落ちている可能性があるんです。
だからドライフードをベースにしながら、発酵食品や野菜、ちょっとしたフルーツ、オイルなどを上手に組み合わせることで、栄養の吸収率をぐんと高めてあげられるんです。
最後に大切なことをお伝えします。
栄養は“単品”ではなく“仕組み”で考えること。
材料と道具が揃って初めて、愛犬の体はしっかり元気に動きます。
「量」よりも「質」と「その子に合った工夫」。
毎日の食事をちょっと見直すだけで、愛犬の健康寿命は大きく変わっていきます。
どうか今日のお話が、皆さんの愛犬との暮らしをもっと安心で、もっと楽しいものにするヒントになりますように✨


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