筋肉は量が有れば老後に役立つ、とは限らない話
- SALTY DOGブログ

- 4月16日
- 読了時間: 3分
「最近、足が細くなってきたな」
「歩き方がトボトボしてきたかも……」
愛犬のそんな姿を見て、胸がキュッとなることはありませんか?
でも、安心してください。
プロデューサーとして、あなたにどうしても伝えたいことがあります。
「筋肉がなくなったのではないんです。
筋肉の使い道(神経回路)をちょっとだけ、忘れちゃっているだけなんですよ」
今日は、愛犬の眠っている筋肉をもう一度呼び起こすための
前向きな「再学習」のヒントをお届けします。
● 脳と筋肉をつなぐ「電話線」を磨き直そう
歳を取ると、筋肉そのものが消えてなくなる前に
実は「脳からの指令」がうまく届かなくなります。
たとえるなら、スマホの電波が悪くて
電話の声が途切れ途切れになっているような状態。
筋肉という優秀なスタッフは待機しているのに
店長である脳からの指示が届かないから、動けずにいるだけなんです。
この「電話線(神経回路)」をもう一度つなぎ直すために必要なのは
ハードな筋トレではありません。
脳への「刺激」と「気づき」を与えてあげることが何より大切です。
● 日常でできる「神経回路の再学習」3つの工夫
特別な道具がなくても、今日からお散歩や室内で始められる
具体的な工夫をご紹介します。
1. 足裏にいろんな感触をプレゼントする
舗装された平らな道ばかりを歩いていると
脳は「あ、ここは簡単だ」と手を抜き始めます。
芝生、砂利道、落ち葉の上。
あるいは室内のヨガマットや、少しボコボコしたバスマット。
そんな場所をあえて選んで歩かせてみてください。
異なる感触が足裏から脳へ
「おっと、ここは滑るぞ!」「ここは柔らかいぞ!」
という新鮮な情報を大量に送ります。
これが、眠っていた感覚を呼び起こすスイッチになります。
2. 「超スロー」でのおやつ歩き
速く歩くのは、実はこれまでの「慣れ」だけで歩けてしまいます。
神経を研ぎ澄ませて体を使うのは、実は「ゆっくり」動くときなんです。
おやつを鼻先に近づけて、一歩一歩を確認するように
あえてカタツムリのような速さで数歩だけ歩かせてみてください。
ゆっくり動くことで、勢いでは誤魔化せない筋肉に
脳がしっかりと指令を出さざるを得なくなります。
この一歩の質が、体幹を鍛えることにつながります。
3. 皮膚を「たぷたぷ」揺らしてあげる
筋肉をグイグイ揉むのではなく、皮膚そのものを動かしてあげましょう。
皮膚を優しくつまんで、ゆらゆらと心地よく揺らしたり
毛並みとは逆の方向に優しくなでたりします。
皮膚のすぐ下にある感覚センサーが
「ここを今から動かすよ!」と脳に合図を送ってくれます。
これが脳への「拡声器」の役割を果たし
歩き出す前の準備スイッチを入れてくれるのです。
● 最後に:プロデューサーからのメッセージ
愛犬の体は、いつだって「本来の動き」を思い出したがっています。
「もう年だから仕方ない」と諦める前に
「まだこの回路は生きてるかな?」と探り当てる作業。
それは、飼い主さんとワンちゃんの
新しいコミュニケーションの時間にもなります。
あなたが愛犬のわずかな「足の上がりの変化」や
「力強い踏み込み」に気づいてあげられたとき。
ワンちゃんの脳はもっと喜び、体はもっと動こうとします。
気づきで、犬と飼い主をより豊かにする。
今日の一歩を、昨日より少しだけ
脳に心地よく響く一歩にしてみませんか?
私たちは、その電話線をつなぎ直すお手伝いを
これからも全力で応援しています。


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