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BARF(バーフ)とはなんぞや?

執筆者の写真: SALTY DOGブログSALTY DOGブログ

更新日:2月5日


主流の考えとなりつつあるBARFことバーフ

僕は犬の食事にとってこれがが全てとは思わず

柔軟に様々な選択肢の中から

愛犬に合う食事を考えて行けたらと思っています。



ただ、犬の身体に合った食事と言う点では

バーフは良い選択だとも思います。


予め言っておきますが

僕が、めちゃくちゃ推奨している訳では

無いです🙌


選択肢として無いと

後悔する方も居ると思って

そんなバーフの考えに触れて頂く為に

まとめてみました!!💡






〜BARF(バーフ)とは何か〜


ペットの健康と長寿を願う飼い主たちの間で

注目を集めているのが


BARFです!!

(Biologically Appropriate Raw Food)


この法は、犬や猫などのペットに

自然に近い食事を提供します

BARFとは「Biologically Appropriate Raw Food」または「Bones and Raw」

その名前の通り、加工食品を排除し

生の肉、骨、内臓、野菜、果物などの

自然な食材をベースに構成されています。


BARFの考え方は、1990年代に

オーストラリアの獣医師

イアン・ビリングハースト博士が提唱したものです。

博士は現代のペットフードの多くが

加工されすぎており、犬の祖先である

オオカミや野生動物が今問題になっている

アレルギーや肥満、消化器官の不調といった

健康問題が無く過ごせていたと考えました。




なぜBARFが注目されているのか?

加工食品が主流となった

現代のペットフード業界では

長期保存が可能なように

添加物や保存料が使用されています。


また、加熱処理により

栄養素が失われている事が多いです。


BARFはこれらの加工を排除し

動物の体が本来必要としている栄養素を

「生」の状態で提供します。


💡ペットフードに含まれる穀物や人工添加物は

一部の犬や猫にとって消化しにくく

肝臓や腎臓に負担を掛けるとともに

アレルギー反応の原因になることがあります。


その点BARFは自然由来の食材のみを

使用するため、消化器官への負担が軽減され

アレルギーなどの様々なリスクを考慮することができます。


また、BARFには以下のような効果もあります:

  • 自然な食材による高い栄養価


    :タンパク質ビタミン、ミネラルを豊富に含むため、栄養バランスが取りやすい。

  • 歯と骨の健康維持


    :生骨を噛むことで歯垢が取れ、歯の健康が保ちやすくなります。

  • 排便の改善


    :消化率が高いため便の量が少なく、臭いも軽減される。


BARFは、狼の「自然な摂食行動」に

配慮した食事を提供することを目的としています。



  1. 自然の摂食行動に近い食事を再現する

    • オオカミや野生動物は、肉、骨、内臓、さらには果物や野菜などを食べています。BARFはこれをモデルに、肉や骨、内臓といった新鮮な食材を主な成分としています。 

  2. 加工を極力排除する

    • 市販のペットフードに含まれる保存料や添加物は、長期保存のために使用されていますが、一部はペットの健康を損なうリスクがあります。BARFでは、加熱処理や加工を排除し、原材料本来の栄養をそのまま摂取できるよう工夫されています。

  3. 栄養バランスを重視する

    • 野生動物が狩猟で得られる獲物は、肉、内臓、骨などの栄養バランスが自然に取れています。BARFもこれに従い、タンパク質や脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維を適切な割合で組み合わせることを重視しています。




BARF食の構成要素と割合

BARFの典型的なレシピでは、以下のような食材が使われます。

それぞれがペットの体にどのような栄養を

与えているか見ていきましょう。


筋肉肉

筋肉肉はBARFの中心的な食材です。

高品質なタンパク質と脂肪を提供し

ペットの筋肉や皮膚、被毛の健康を支えます。


生骨は、カルシウムやリンを豊富に含むだけでなく、歯茎を強く選び、歯垢を除去する役目もあります。


骨を与える際の注意として

加熱した骨は加熱した骨は砕けやすく

腸管を傷つける恐れがあるので

必ず「生」の骨を与えましょう。


内臓

内臓には、特にビタミンAや鉄分が豊富に含まれており、少量でも栄養価が高い食材です。


野菜・果物

野菜や果物を分解する。消化酵素が少ないので、すりつぶして与えるなどの工夫をして、消化を助ける、又は洗っていない内臓(グリーントライプ)などでビタミンや酵素などを摂取するのがお勧めです。


サプリメント

基本的には自然な食材で栄養を補いますが、必要に応じてサプリメントを使用することでペットの健康をさらにサポートできます。




BARFの魅力的なポイント

BARFが注目される理由は

そのシンプルさと自然さにあります。


BARFを実践することで

以下のようなポジティブな変化が期待できます。


  • 便の量や臭いの軽減

  • 皮膚や被毛の健康状態の改善

  • アレルギー症状の緩和

  • 力が漲る元気な体調の維持


1. 消化の改善と免疫力の向上

BARFは、消化器官に負担をかけにくい

自然な食材を使用しているため

ペットの消化機能を助ける効果が期待されます。



  • 消化しやすい栄養素

     BARFで使用される生肉や内臓

    野菜は、加熱処理がされていないため

    消化酵素が邪魔されていません。

    そのため、栄養を効率的に吸収できます。

  • 腸内環境の改善

     野菜や果物に含まれる食物繊維が腸内の善玉菌を増やし、消化器官を健康な状態へと導いてくれ、便の状態が良くなり、便秘や下痢のリスクが軽減されます。

  • 免疫力アップ 

    新鮮な食材に含まれるビタミンやミネラルが、免疫力を高め、病気にかかりにくい体づくりをサポートします。




2. 毛艶の改善と皮膚トラブルの軽減

BARFを実践すると、多くの飼い主が驚くのが「被毛の美しさ」と「皮膚の健康」の変化です。

  • 被毛のツヤ 

    生肉や魚油に含まれる上質なタンパク質やオメガ3脂肪酸が、皮膚を健康に見て、毛の周囲を美しくします。 結果として、触り心地の良いツヤの被毛に。

  • アレルギーの軽減 

    市販の加工フードに含まれる穀物や人工添加物は、アレルギー反応を起こす可能性もあります。

    一方、BARFはこれらを含まず、アレルギー症状の軽減が期待されます。

  • 乾燥肌やかゆみの緩和 

    BARFに含まれる天然脂肪分やビタミンEが、皮膚の乾燥を防ぎ、かゆみや赤みを改善します。




3. 歯と骨の健康促進

BARFの特徴の一つが、食材に「生の骨」が含まれることです。この骨が歯や骨の健康のために役立ちます。

  • 歯垢・歯石の除去 生骨を噛むことで、歯の表面に付着した歯垢や歯石が自然に削ぎ落とされます。 結果として、歯磨きの負担が軽減され、口臭も軽減されます。

  • 歯茎のマッサージ効果 生骨を噛むことは歯茎のマッサージにもなり、歯周病の予防につながります。

  • 骨の強化 骨や内臓に含まれるカルシウムとリンが、犬や猫の骨や関節を強くし、成長期の子犬やシニア犬にも良いです。

  • 歯垢が付きにくい加熱した食材を使用していないので、そもそも口の中に留まらないので、歯磨きも楽になります。


5. 排便の改善

BARFの食材は消化率が高いため

排便にも良い影響を与えます。

  • 便の量が少ない BARFを考慮すると、犬や猫が食べたものを効率的に消化・吸収するため、便の量が少なくなります。

  • 臭いの軽減 市販フードを与えたときの便の臭いが気になる飼い主も多いですが、BARFでは自然な食材を使用するため、便の臭いが軽減されるケースが一般的です。




6. 健康効果

BARFは、ペットの健康を長期的に改善する可能性があります。

  • 病気の予防 加工食品を気にすることで、肥満や糖尿病、慢性炎症といった現代病のリスクを軽減できます。

  • 老化のスピードを適度に 栄養バランスの取れた食事は、細胞の老化を主体とした効果も期待でき、シニア期における健康維持に繋がります。




BARFの導入で生活がどう変わる?

BARFを導入することで、飼い主とペットの生活にも変化が生まれます。例えば、以下のようなポジティブな影響が期待できます:

  • 飼い主の喜び:ペットの健康状態が目に見えて改善されると、飼い主としての満足感も思います。

  • ペットとの絆が安心: 食事を手作りすることで、ペットへの愛情がさらに広がります。

  • 医療費の削減:健康な生活のために、病気の発生率が下がり、医療費の削減につながる

    BARFの注意点と安全対策 〜愛犬を守るために知っておきたいこと〜




BARFには多くの利点がありますが、安全に実践するためにはいくつかのリスクや注意点も踏まえておく必要があります。

対策について具体的に解説します。




1. 病原菌リスクと衛生管理

BARFでは生肉や生骨を使用するため、サルモネラ菌やリステリア菌のような病原菌へのリスクがあります。

対策ポイント:

  • 新鮮な食材を使用する


    信頼できる供給元から新鮮な肉や内臓を購入しましょう。 特に、人間用の品質基準をクリアした食材が推奨されます。

  • 冷凍保存を徹底して


    生肉や内臓を購入後すぐに冷凍し、寄生虫や細菌のリスクを軽減します。 -18℃以下で保存することで、多くの病原菌が死滅します。

  • 調理器具の管理


    生肉を扱う際に使用するまな板や包丁は、他の食材と分けて使用しましょう。使用後はすぐに洗剤と熱湯で洗浄します。

  • 手洗いを徹底的に


    生肉を扱った後は、必ず石鹸で手を洗い、細菌が他の場所に広がらないようにします。




2. 栄養バランスの管理

BARFの基本は「自然な食材による栄養バランス」です。しかし、自己流で始めてしまうと、特定の栄養素が不足したり過剰になったりするリスクがあります。

対策ポイント:

  • 食材の割合を守るために


    筋肉肉60-80%、可食骨10-20%、内臓10-15%、野菜・果物5-15%といった基本的な割合を守ることが重要です。

  • 内臓のバランスに注意


    特に肝臓はビタミンAが豊富ですが、与えすぎるとビタミンA過剰症を考える可能性があります。全体の5-10%以内に抑えましょう。

  • サプリメントの活用


    魚油やプロバイオティクス、卵殻粉(カルシウム補充用)などを正しく活用することで、栄養バランスを補うことができます。

  • 専門家に相談


    栄養学に詳しい獣医師やペット栄養士に相談し、愛犬の体重や活動量に合ったレシピを作成してもらうことをおすすめします。




3. 骨のリスク

BARFの特徴でもある生骨は、歯の健康やカルシウム補充に役立ちますが、与え方を誤るとリスクを伴う場合があります。

対策ポイント:

  • 必ず生の骨を使用する


    加熱した骨は裂けやすく、犬の消化器官を探す可能性があります。必ず「生」の骨を与えましょう。

  • 正しいサイズを選ぶ


    骨が小さすぎると飲み込むリスクがあり、大きすぎると噛み砕けない場合があります。愛犬のサイズに合った骨を選びましょう。

  • 見守る


    愛犬が骨を噛むときは必ずそばで見守り、場合によっては問題が起きた場合にすぐに対応できますように。




4. 費用と手間

BARFは、市販のドライフードと比べて

値段が高く、準備にも手間がかかります。

対策ポイント:

  • コストを削減


    冷凍保存を利用して、肉や内臓をまとめて購入することでコストを考えることができます。特に卸売業者や地元の肉屋で購入すると割安です。

  • 簡単なレシピから始める


    最初から複雑なメニューを作るのではなく、基本の材料からスタートしましょう。慣れてきたら徐々にバリエーションを増やしていきます。

  • 調理時間を確保する


    BARFの準備には時間がかかるため、週末にまとめて作り、1食分ずつ冷凍しておくと便利です。




5. ペットごとの適応性を考慮

BARFは全てのペットに適しているわけではありません。 ペットの体調や年齢、消化能力を考慮して判断する必要があります。

BARFが向いているペット:

  • アレルギーや皮膚トラブルがある犬

  • 活動量が多い若い犬

  • 消化器系が健康な犬

BARFが向いていないペット:

  • 消化器官が弱い、または病気を抱えている犬

  • 老犬や免疫力が低下している犬

  • 骨や関節に問題がある犬(骨を食べるのが難しい場合)

対策ポイント:

  • BARFを始める前に必ず獣医師にご相談し、ペットの健康状態を確認してください。

  • BARFが適さない場合でも、加工食品を減らし、新鮮な食材を一部摂取することで健康をサポートすることができます。




6.移行期間を計画する

BARFへの切り替えは慎重に行う必要があります。大幅な変更はペットの消化器官に負担がかかり、下痢や嘔吐を考慮する可能性があります。

対策ポイント:

  • 徐々に移行する


    最初は新しい食事25%、みんなの食事75%の割合で混ぜ、徐々に新しい食事の割合を増やします。1〜2週間かけて完全に移行します。

  • 消化の変化を観察


    便の状態や食欲、元気の有無をよく観察し、異常があればすぐに獣医師に相談します。




7. BARF導入時のチェックリスト

BARFを安全に始めるための

簡単なチェックリストをご用意しました。

実践前に確認してみましょう


  1. 獣医師に相談しましたか?

  2. 使用する食材の新鮮さを確認しましたか?

  3. 冷凍保存や衛生管理の準備をしましたか?

  4. 栄養バランスに基づいたレシピを作成しましたか?

  5. 愛犬の健康状態を認識していますか?




8. BARF初心者へのメッセージ

BARFは、ペットに自然で栄養価の高い食事を提供するための素晴らしい選択肢です。 初めての試みには不安もあるかもしれませんが、正しい知識と準備を持って準備すれば、必ず愛犬の健康に良い影響を与えられるはずです。

「完璧でなくて大丈夫」です。

まずは小さな一歩から始めてみてください。

愛犬の健康が改善され

嬉しそうに走り回る姿を見た幸せなとき

その努力はきっと報われることでしょう。





最後に塩田からの一言

狼の食生活に寄せることと大前提に博士は

話していましたが、そもそも

狼と犬は

同じ生き物なのでしょうか?


狼が先祖なのは確かなことですが

進化した先に【犬】になりました。


では

狼にあって犬にないもの

逆に

犬にあって狼にないもの

を知ることで、より犬の事が知れ

より明確に体に合う食事が見つかると

思ったので、犬と狼の違いについて

次のブログで取り上げたいと思います💡


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